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パルプ・フィクション

Posted by Tommy on 14.2011 未分類   0 comments   0 trackback

パルプ・フィクション [DVD]パルプ・フィクション [DVD]
(2006/06/23)
ブルース・ウィリス、ジョン・トラボルタ 他

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『パルプ・フィクション』

原題:PULP FICTION
製作年度: 1994年
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィルス


タランティーノの映画は好き嫌いがはっきり分かれると作風だと思うが、僕は好きなほうだ。

この映画でも全く他愛の無いエピソードを時系列も滅茶苦茶に独自のセンスでつなぎ合わせ、主人公達の面白おかしいが、とてもお上品とは言えない会話や実に下らないエピソード、やりとりを絡めて、テンポが良いのか悪いのか分からない状態で強引に物語を進めてゆく。

僕が思う「この映画の凄さ」、「面白さ」は恐ろしく単純。「暴力的な犯罪映画」が「爆笑コメディ」として成り立っているその一点だ。

つまりはこの作品、いわゆるスタンダードな犯罪映画が「かっこ悪い」し「無意味だから」と、普通は脚本の段階で端折ってしまうような、映画の「省略の合間」を意識的に寄せ集めて作った映画だと思う。

理想的な「かっこ良い映画」。例えば、無口で、抑制が効いた、無駄な所の一点もないクールな映画を画に描いたような作品には、主人公のカッコ悪い(見せたくない)瞬間は敢えてカットしている。

多分、タランティーノが目を付けたのはその部分。しかも、そんな観点から作った映画を単なる「茶化し目的のパロディ」ではなく、従来の犯罪映画の魅力であるゾクゾクするかっこ良さも損なわずに盛り込みたい。そこから生まれたのが、あの意表を突くオープニングであり、凝った時制の展開だのだろう。

つまりは、古今の犯罪映画の旨味を知り尽くしているからこそ出来た「外し」の面白だ。例えて言うなら、中古品の部品を散々寄せ集めて組み立てたら、まるで観た事も無い新しいスタイルの映画が生まれたって事だろう。

これはその「再発見」こそに、とてつもない価値があるんじゃないかな。単なる「クールなバイオレンス映画」で評価しちゃうのはあまりにももったいない。

ヒート

Posted by Tommy on 14.2011 未分類   0 comments   0 trackback


ヒート プレミアム・エディション [DVD]ヒート プレミアム・エディション [DVD]
(2008/06/13)
アル・パチーノ、ロバート・デ・二ーロ 他

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『ヒート』

原題:HEAT
製作年度:1995
監督:マイケル・マン
製作:マイケル・マン
脚本:マイケル・マン
出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ヴァル・キルマー、ナタリー・ポートマン


アメリカ映画は陽気なテイストを絡める事が多いが、マイケル・マン監督の撮る作品はダークなイメージがある。と言うか、映画に写っている空気そのものが陰気な感じなのだ。皆は心の中にぽっかりと大きな穴が空いていて、その穴は埋めたくても埋められない、という感じが良く出ているし、それがマン監督の個性を形成する要素である。そうした監督の個性を感じられるのは先ず評価したい。

だが、悲しいかな(?)この映画では、デ・ニーロとパチーノの豪華競演としての話題が先行してしまい、作品の内容が語られる事が余り無いような気がする。2人の主人公以外に、周辺の登場人物が全て内面を持ったキャラクターとして描かれる映画は珍しく、これだけ多くの人間が関わる物語に端役に至るまで人格を認める作品って、他に無い気がするにも関わらずだ。

しかし、この手法が諸刃の剣になっている。登場人物の内面の描き方が明確でストーリー展開の裏付けもしっかりしているが、肝心要の警察とマフィアの攻防の存在感が薄くなってしまい、作品のテーマが希薄になってしまってる。加えて警察と犯罪グループの頭脳戦が、いつの間にかデ・ニーロとパチーノの因縁じみた戦いにシフトしている印象もあるし、話題を呼んだ銃撃戦も確かに凄いが、物語の中で多少浮いしまってる。

恐らく、どう捉えるかによって評価が分かれるタイプの映画だろう。アクション映画と捉えると、冗長な映画になるし、善と悪の対等な立場が両極が描かれているドラマと観れば、ストーリー展開だけに凝った映画よりもドラマティックな作品と観れる。

豪華な出演陣のエピソードも同様に消化不良気味で、登場人物が多すぎるようにも取れれば、それぞれの家庭事情も人間関係も、全部を描こうとした深みの有る展開にも見える。2人の豪華な主役の実質的絡みが殆ど無いため、デ・ニーロとパチーノ主役の映画を繋げただけにしか思えないのが辛い。

重要なのは、追う者と追われる者の頭脳戦・心理戦を描くこの映画が、僕ら観客の生きているこの地面と地続きの地平で繰り広げられているように描く事だ。ヒート(熱気)という題名が、激しく放出される熱いエネルギーというよりは、冷たく内に篭る青白い炎という印象を持てる作品だけに、空中分解寸前のような編集の仕方が作品の質を落としているように思えるのは残念だ。

Posted by Tommy on 12.2011 未分類   0 comments   0 trackback

イージー★ライダー コレクターズ・エディション [DVD]イージー★ライダー コレクターズ・エディション [DVD]
(2005/12/16)
デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ 他

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『イージー・ライダー』

原題:THE ASSASSIN/POINT OF NO RETURN
製作年度:1969年
監督:デニス・ホッパー
出演:ピーター・フォンダ、 デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン、アントニオ・メンドーサ


アメリカン・ニューシネマを代表する映画。これも、題名だけで即イメージが持てるという、僕の説明など全く必要の無い作品だ。

でも、僕は世間の人が言うほど、この映画を高く評価はしていない。幾ら自由を標榜すると言っても、女とマリファナに溺れかけている目的の無いダメ人間のロード・ムービーにしか見えないし、ラストシーンも「気に入らない奴は殺せ!」的場面にしか見えず、気分が悪い。どうしてこんなラストにしたのか意図が判らない。

僕の世代の人間が、この映画に共感を持つのは結構辛いだろう。熱く語っても老人の戯言で片付けられそうだ。公開当時は、本作が嫌い、又は共感出来ない人間は、社会的・経済的に不満のない裕福な人か、幼過ぎて本作の世界が理解出来ない人のどちらかだと言われていた(僕の場合は後者)。

恐らく、僕はこの映画の鑑賞のタイミングを誤ってしまったのだろう。年代的にこの映画をリアル・タイムで観ておらず、「昔の有名な映画を観て見よう。」的な感じで鑑賞に臨んだのだ。 この映画で描こうとした事柄は、制作された(又は公開された)その時代の空気を敏感に感じ取った人でなければ、理解出来ない何かが存在したのかもしれない。公開されてかなりの年月が経って観た僕はそれらを理解出来ないまま、ここまで来てしまったのだ。

音楽、バイク、風景、雰囲気、ストーリー、全てがカッコ良い!! 60年代アメリカンロックが好きな人、バイクが好きな人、アメリカ南部や西部の風景や雰囲気が好きな人、男同士の友情や渋さにかっこよさを感じる人ならこの作品の良さが分るはずだが、その部分に共感が持てない人は、展開に高揚が無く、やたらフラッシュバックの多用した意味の無い映画に捉えられる。

会話もあまり意味がない。ヒッピーのジーザスとのやりとりはまるで禅問答だし、幻覚世代の映画でもあるので、トリップシーンは何が何だか分らない。自分が生まれた遥か前に制作された作品でも感動する事もあるが、一方で作品の時代背景等を感じなければ、理解出来ない事もある。個人的にこの映画はその最たるものだ。

世代を超えても感動出来る、不変的な映画の魅力というのはどこから発生するのだろうか? 勿論、その答えはどこにも無い。そうした映画を含めた芸術の難しさを感じる作品だ。

シンドラーのリスト

Posted by Tommy on 12.2011 未分類   0 comments   0 trackback

シンドラーのリスト スペシャル・エディション [DVD]シンドラーのリスト スペシャル・エディション [DVD]
(2004/04/23)
リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー 他

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『シンドラーのリスト』

原題:SCHINDLER'S LIST
製作年度:1993年
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー、レイフ・ファインズ、 キャロライン・グッドオール、エンベス・デイヴィッツ


はっきり言って、スピルバーグの映画製作の技術は突っ込み様が無い。彼の大衆娯楽作品があれだけヒットするのも、彼の天才的な技術力があってのことだ。彼の映画を批判する人も多いが、技術に関しては文字通り「天才」だと思う。

この作品でもそう。何気なく観てるが、他の映画では見られない超絶技巧な映像だ。影や小物を効果的に使った演出も素晴らしいし、映画全体の構図も完璧に近い。

そして、リーアム・ニーソンは勿論、ベン・キングスレーとレイフ・ファインズの演技を見てると、スピルバーグ監督の配役センスは完璧としか言いようが無い。キングスレー演じる会計士とシンドラーとの交流は、お互いの性格を上手く描写するシーンで、見ものだと思う。ファインズはこの映画で狂気の部分を代表するような役柄で、ユダヤ人に対し自ら簡単に大量殺人を行なう男を憑かれたように演じきる。その狂気が凄絶でありつつもどこか痛々しく感じられるのは、数々の演技賞受賞もうなずける演技力の他に、彼の繊細な美貌もあってのことだろう。

だが、批判を覚悟で書くと、本当にこれらの出来事が事実なのか?という何故か素直に受け入れられない違和感も感じてしまう。仮に、この内容に一つでも史実と違う事があったとしたら、この暗黒の歴史の犠牲者を冒涜するに等しいことにもなるだろう。この映画の内容全てを「歴史の真実」と思ってる人も多いみたいだし・・・・ 

こんな違和感を感じるのは、スピルバーグの本来持つ資質と余りにもかけ離れた題材である為だ。観終わってみれば、確かにこれはただの一本の映画であって、(ひょっとしたら、)作り話に過ぎないのかもしれない。シンドラーという人が実在したかも正直良く分らない。

率直に言って、ナチスの残虐さや、迫害されるユダヤ人の描写については取り立てて何の新鮮味も感じられないが、シャープでコントラストが強めのモノクロームの画面には、これまでのスピルバーグの画づくりとは違った力強い緊迫感が漲っており、3時間余りを一気に見せて飽きさせない力は確かにある。が、それでも違和感は拭えない。

こんな感じ方をするのは僕だけかもしれないが、この手の映画は変に作り込まれた部分があってはいけないと思う。物語の盛り上げの為に、悲惨なシーンを連続させてないか・・・そんな意図が背後にあるのなら、オスカー狙いと批判されるのも仕方ない。本来なら、素直に感動出来る作品に、こんな穿った考えを持つ自分という人間が、時々本当に嫌になってしまう。

ナイン・ハーフ

Posted by Tommy on 10.2011 未分類   0 comments   0 trackback

ナイン・ハーフ [DVD]ナイン・ハーフ [DVD]
(1999/06/17)
ミッキー・ローク、キム・ベイシンガー 他

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80年代の映画となると、思い出す映画の一つがコレ。

物語の舞台はニューヨーク。洗練された金持ちで、ミステリアスな男ロークと、画廊に勤めるベイシンガーがとある所で惹かれあい、愛し合うようになる。 かつて経験したことのない、ロークとの官能的な日々にベイシンガーは溺れていくが、段々にサディスティックになっていくロークついていけなくなり、二人の恋愛は9週間半(ナインハーフ)で終わりを迎える・・・・・。

モノトーンを基調にした洗練されたファッションや部屋のインテリア、贅沢なライフスタイル、お互いの内面の奥深くにまで踏み込んでいかない(踏み込むまでいけない)ドライな恋愛スタイルは「軽く明るく楽しむ!」が身上のバブル時代にはかなりウケたのではないかと思う。映像スタイルも音楽も80年代そのもので、今観ると恥ずかしいくらい。

でも、最後の別れのシーンは結構シビア。二人の愛の形が全く違っていた・・・・・ということに、魅惑的な愛の行為に溺れていたベイシンガーが気付き損ね、そしてロークは、自分の何がいけなかったのか、最後まで気付けなかった。

別れを告げるベイシンガーに、「こんなに君を愛してしまうとは思わなかった」とつぶやく。ロークのベイシンガーに対する、どんどんエスカレートしていくサディスティックな行為は、「こんなことしても、君は愛してくれるだろ?」という、エリザベスの愛を確かめる行為だったのでは…と気付かされる。

でなければ、ロークがあんなに悲愴な顔でベイシンガーを引き止めるわけがない、と思うのだ。もっと早く、お互いの内面を知ろうと努力していれば・・・・。 二人とも、相手が自分のスタイルにハマっているところだけに満足していて、相手がハミ出した部分に適応する力もなければ、自分がハミ出さないよう気を配る力もなかった・・・・。

結局どちらも、相手から得られる自分の満足しか考えてなかったに違いない。

これは美しく悲しい映画である。映画は芸術というように、話のコアは永遠変わらぬ男と女のもしくは人間の本心の試しあいである。人が生き物として求めているもの、期待しているもの、そのものが主題に感じられる。ラストシーンが全てを物語っている。相手に本心を伝えたいが、結局伝えられずにベイシンガーが部屋を去った後につぶやく言葉・・・・・・ 非常に悲しい人間性をうまくとらえた作品である。

プロフィール

Tommy

Author:Tommy
永遠の趣味である映画に対して、変わらぬ情熱を持つTommyです。

独自の視点で映画を語ることが大好きで、いろんな意見交換をしたいとも思っています。スタイリッシュな映画監督の作品は好きで、自分の世界を確立している人の作品にはいつでもハッとさせられます。自分自身も独自の世界を築いて行きたいです。

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