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ヒート

Posted by Tommy on 14.2011 未分類   0 comments   0 trackback


ヒート プレミアム・エディション [DVD]ヒート プレミアム・エディション [DVD]
(2008/06/13)
アル・パチーノ、ロバート・デ・二ーロ 他

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『ヒート』

原題:HEAT
製作年度:1995
監督:マイケル・マン
製作:マイケル・マン
脚本:マイケル・マン
出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ヴァル・キルマー、ナタリー・ポートマン


アメリカ映画は陽気なテイストを絡める事が多いが、マイケル・マン監督の撮る作品はダークなイメージがある。と言うか、映画に写っている空気そのものが陰気な感じなのだ。皆は心の中にぽっかりと大きな穴が空いていて、その穴は埋めたくても埋められない、という感じが良く出ているし、それがマン監督の個性を形成する要素である。そうした監督の個性を感じられるのは先ず評価したい。

だが、悲しいかな(?)この映画では、デ・ニーロとパチーノの豪華競演としての話題が先行してしまい、作品の内容が語られる事が余り無いような気がする。2人の主人公以外に、周辺の登場人物が全て内面を持ったキャラクターとして描かれる映画は珍しく、これだけ多くの人間が関わる物語に端役に至るまで人格を認める作品って、他に無い気がするにも関わらずだ。

しかし、この手法が諸刃の剣になっている。登場人物の内面の描き方が明確でストーリー展開の裏付けもしっかりしているが、肝心要の警察とマフィアの攻防の存在感が薄くなってしまい、作品のテーマが希薄になってしまってる。加えて警察と犯罪グループの頭脳戦が、いつの間にかデ・ニーロとパチーノの因縁じみた戦いにシフトしている印象もあるし、話題を呼んだ銃撃戦も確かに凄いが、物語の中で多少浮いしまってる。

恐らく、どう捉えるかによって評価が分かれるタイプの映画だろう。アクション映画と捉えると、冗長な映画になるし、善と悪の対等な立場が両極が描かれているドラマと観れば、ストーリー展開だけに凝った映画よりもドラマティックな作品と観れる。

豪華な出演陣のエピソードも同様に消化不良気味で、登場人物が多すぎるようにも取れれば、それぞれの家庭事情も人間関係も、全部を描こうとした深みの有る展開にも見える。2人の豪華な主役の実質的絡みが殆ど無いため、デ・ニーロとパチーノ主役の映画を繋げただけにしか思えないのが辛い。

重要なのは、追う者と追われる者の頭脳戦・心理戦を描くこの映画が、僕ら観客の生きているこの地面と地続きの地平で繰り広げられているように描く事だ。ヒート(熱気)という題名が、激しく放出される熱いエネルギーというよりは、冷たく内に篭る青白い炎という印象を持てる作品だけに、空中分解寸前のような編集の仕方が作品の質を落としているように思えるのは残念だ。
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Tommy

Author:Tommy
永遠の趣味である映画に対して、変わらぬ情熱を持つTommyです。

独自の視点で映画を語ることが大好きで、いろんな意見交換をしたいとも思っています。スタイリッシュな映画監督の作品は好きで、自分の世界を確立している人の作品にはいつでもハッとさせられます。自分自身も独自の世界を築いて行きたいです。

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