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ナイン・ハーフ

Posted by Tommy on 10.2011 未分類   0 comments   0 trackback

ナイン・ハーフ [DVD]ナイン・ハーフ [DVD]
(1999/06/17)
ミッキー・ローク、キム・ベイシンガー 他

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80年代の映画となると、思い出す映画の一つがコレ。

物語の舞台はニューヨーク。洗練された金持ちで、ミステリアスな男ロークと、画廊に勤めるベイシンガーがとある所で惹かれあい、愛し合うようになる。 かつて経験したことのない、ロークとの官能的な日々にベイシンガーは溺れていくが、段々にサディスティックになっていくロークついていけなくなり、二人の恋愛は9週間半(ナインハーフ)で終わりを迎える・・・・・。

モノトーンを基調にした洗練されたファッションや部屋のインテリア、贅沢なライフスタイル、お互いの内面の奥深くにまで踏み込んでいかない(踏み込むまでいけない)ドライな恋愛スタイルは「軽く明るく楽しむ!」が身上のバブル時代にはかなりウケたのではないかと思う。映像スタイルも音楽も80年代そのもので、今観ると恥ずかしいくらい。

でも、最後の別れのシーンは結構シビア。二人の愛の形が全く違っていた・・・・・ということに、魅惑的な愛の行為に溺れていたベイシンガーが気付き損ね、そしてロークは、自分の何がいけなかったのか、最後まで気付けなかった。

別れを告げるベイシンガーに、「こんなに君を愛してしまうとは思わなかった」とつぶやく。ロークのベイシンガーに対する、どんどんエスカレートしていくサディスティックな行為は、「こんなことしても、君は愛してくれるだろ?」という、エリザベスの愛を確かめる行為だったのでは…と気付かされる。

でなければ、ロークがあんなに悲愴な顔でベイシンガーを引き止めるわけがない、と思うのだ。もっと早く、お互いの内面を知ろうと努力していれば・・・・。 二人とも、相手が自分のスタイルにハマっているところだけに満足していて、相手がハミ出した部分に適応する力もなければ、自分がハミ出さないよう気を配る力もなかった・・・・。

結局どちらも、相手から得られる自分の満足しか考えてなかったに違いない。

これは美しく悲しい映画である。映画は芸術というように、話のコアは永遠変わらぬ男と女のもしくは人間の本心の試しあいである。人が生き物として求めているもの、期待しているもの、そのものが主題に感じられる。ラストシーンが全てを物語っている。相手に本心を伝えたいが、結局伝えられずにベイシンガーが部屋を去った後につぶやく言葉・・・・・・ 非常に悲しい人間性をうまくとらえた作品である。
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Tommy

Author:Tommy
永遠の趣味である映画に対して、変わらぬ情熱を持つTommyです。

独自の視点で映画を語ることが大好きで、いろんな意見交換をしたいとも思っています。スタイリッシュな映画監督の作品は好きで、自分の世界を確立している人の作品にはいつでもハッとさせられます。自分自身も独自の世界を築いて行きたいです。

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