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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

Posted by Tommy on 10.2011 未分類   0 comments   0 trackback

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(2010/04/21)
ロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ 他

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世界的に有名な監督でありながら、意外にも7本しか監督作のないレオーネの叙事詩であり、遺作である。

この映画は、感受性の違いでいろいろと受け止められ方が違うようだ。ヤクザ映画に憧れる男の心理、自分に無いものを見つけたような感覚、人間の持つ、弱さ、喪失感、生き様を見る人の解釈によって彩られながら提供してくれる。映画たるものこうでなければと思うのだ・・・・

人生の汚なさ、美しさ、喜び、悲しみが全て上手く詰められており、ゆったりとしたストーリーの流れと、それを引き立てるモリコーネの鳥肌が立つ程の美しい音楽が、ヌードルスの喪失感を引き立たせている。

この映画には色々な解釈がなされているようだが、僕としては、老齢期の話はすべてヌードルスのアヘンによる幻覚の世界であると思っている。現実は密告によりマックスを失ってしまったのだが、幻覚の中ではマックスの人生最大の夢である政界の頂点へと登りつめ、同様に己の過ちで失ってしまった愛するデボラも女優の頂点へと登りつめていた。これこそが二人に対するヌードルスの果たせなかった切なる思いであり、友情そして愛情であったのだろう。

マックスとの再会もさることながら、僕が泣けて泣けて仕方なかったのは、ファット・モーとの再会シーン、時計の鍵を返すエピソード、そして、のぞき窓から覗く老いたヌードルスの視線からカットが切り替わるところ! これらのシーンの切なさは、観る者の感性を映画の中の出来事に引き摺り込んでしまう程の魔力を秘めている。

ラストについても触れておきたい。これだけの大作、大河ドラマをどんな風に締めくくるのか、映画の終わりが近づくにつれて気になって来るものだが、 このラストはこの長編叙事詩を締めくくるに相応しい。もう文句無し!

素晴らしい映画は「語り」を誘発するものだと思う。また、ストーリー展開とは直接関係のないセリフやシーンがやたら心に残るというのもいい映画の共通項であると信じている。

結局、この素晴らしい大河ドラマが遺作となったことは、セルジオ・レオーネにとって本当に幸せなことだったと考えてしまう。
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Tommy

Author:Tommy
永遠の趣味である映画に対して、変わらぬ情熱を持つTommyです。

独自の視点で映画を語ることが大好きで、いろんな意見交換をしたいとも思っています。スタイリッシュな映画監督の作品は好きで、自分の世界を確立している人の作品にはいつでもハッとさせられます。自分自身も独自の世界を築いて行きたいです。

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