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Posted by Tommy on 18.2011 未分類   0 comments   0 trackback

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『1900年』

監督:ベルナルド・ベルトルッチ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジェラール・ドパルデュー 、ドナルド・サザーランド、ドミニク・サンダ


大農場主と小作人という立場の違いを超えた二人の男の友情と確執を通して、20世紀前半のイタリア現代史を見据えた、巨匠ベルトルッチ渾身の大長編。

1900年の夏の同じ日に生まれたアルフレードとオルモ。それぞれ大地主と小作人頭の息子という立場の違いはあったが、二人は仲よく育っていった。やがて成長したオルモ(ドパルデュー)は搾取される農村社会を救うべく立ち上がり、地主となったアルフレード(デ・ニーロ)と対立することになる。時あたかもファシズムが台頭、時代は混乱期へと入っていた・・・・。

何せこの上映時間。。。。僕の映画人生の中で最も長い映画の一つだ。歴史モノという事で、手を伸ばしづらいかも知れないが、5時間を越す長尺を丹念に綴るベルトルッチの手腕は一時たりとも休まることが無い。更に、この壮大なドラマを形作った。映画史にも類を見ない程の悪役をドナルド・サザーランドが、ほとんど俳優生命を賭けて演ってるので、観逃す手は無い。

二部構成となっており、一部の最後のサザーランドの異常な演技が、どうも尋常でない雰囲気を醸し出す。強烈なイメージの連続で見る人によっては、悲鳴を上げかねないシーンが強烈な印象を残す。酷い侵略もあったんだなあ、なんて呑気な事を言えるのは僕が平和ボケし過ぎているからなのか。。。

これだけのスターを揃えていながら、サザーランドの印象が全てをかっさらっている感じだ。後年デニーロとサザーランドは『バックドラフト』で1シーンだけ相まみえる事になるのだが、この映画を踏まえて観ると面白い。

プロレタリアとブルジョワジーの階級闘争、友情、ファシズムの台頭、と物語の設定自体が単純化されているが、物凄く象徴的な部分だけが拡大されていて、物語には緻密さはない。エピソードというのも見世物的な部分が多くて娯楽的な要素も大きい。だからテーマの重々しさとは関係なくグイグイとのめりこめる。この5時間以上の大作を、ベルトルッチは全く飽きさせる事無く、実に見事な人間ドラマに仕上げているのが凄い。

だが、何より見事なのはストラーロの撮影、本当に動く絵画のように美しい。後年の飾り映画にはない、美と醜があるのが素晴らしい。

ベルトルッチはこの映画を撮り上げて以降は、なにか脂が抜けた感じで、世界的名声を得た『ラスト・エンペラー』にしても、「周りがどう言おうが俺はこれを描く」というギラギラした熱気は伝わって来なかった。彼の映画人生の全てを掛けた素晴らしい作品というのは認めるが、生々しい(ここでは何かは触れない)描写が少し間口を狭めているのは、勿体無い気もする。
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Author:Tommy
永遠の趣味である映画に対して、変わらぬ情熱を持つTommyです。

独自の視点で映画を語ることが大好きで、いろんな意見交換をしたいとも思っています。スタイリッシュな映画監督の作品は好きで、自分の世界を確立している人の作品にはいつでもハッとさせられます。自分自身も独自の世界を築いて行きたいです。

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